サイン




夢で何度も同じ人が出てくる。

なんかのサインみたいに。


未だに拭えない過去の恐怖。


無いことをあったかのように塗り替えられ、したこともないことをあったかのようにされ、馬鹿にしたこともないよく知らない人を馬鹿にしたことにされ、全く話が通じない恐怖。


必死でどうしようと泣く私を見て、無表情だった。


初めてだった。そしてその真意を考える程ゾッとした。身近な人にまさかこんななるなんてと。



故郷の別の友人から聞かされた内容はかなりショックで、足が遠のくようになってしまった。

その恐怖心で人を信用しない私になった。


昔、占い師のお客さんに

身近な人に気を付けろ、

貴方は本当にとても酷いことをされる。

でもなんがあったとしても、仕事も、恋愛も、全部全部絶対に諦めるんじゃないぞ。


とすごい剣幕で忠告された日に、夢に何人か出てきた。

最初は夢だし、私の好きな人達だしあり得ないと思っていたけれど。



現実になってから、泣きながら写真は捨てた。

泣いてばかりいた日をどれだけ過ごしたのか。

気付けば時がかなり経っていて。

乗り越える強さはわたしにはなかった。

せめて、どこでも生きていけるようにと勉強をし続けてそれで忘れようとした。

好きだったもう戻ることはないあの場所を。


情があったから強くは言いにくかった。とっくに相手はなかったかもしれないけど。

もし、仮にあのままだったら、

私は壊れていたと思う。


でも、その恐怖で自分のこころが壊れてしまいそうな夜がたまに来る。


気を付ければ良かった。


でも、多分、私が思っていた人とはもう違っている。なんとも思っていないだろう。


夢で見るとか、持病の影響だったのかもしれないが薬を飲み始めてから今は全くデジャブは見なくなった。


でも、変かもしれないけどまた何かありそうな気がして。

常に警戒しなきゃいけないなんて。

もう自分のなかで終わりにしたい。

この恐怖心も、悲しみも。


神様、いないのはわかってるけど

もう少し私に時間を下さい。

そんな予感が拭えない。


住む場所なんて、自分の周りの環境次第で変わるし、関係ないと思う。

でも生きていかなきゃならないし。


どうにかした方がいいと、夢で毎回でてくる人に言われてる気がする。

自分のこころが壊れてしまわないように。